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檻の中のカラスと孔雀

18:猛禽、眠れず


 夕方から降り始めた雨は大粒となった。雨粒が屋根を叩くぱたぱたとした音と、流れ落ちる水の音で、テオドールはあまり眠れなかった。
(本当に最近は、雨ばかり降る)
 ベッドに寝転がり、自室の板張りの天井を見上げながら、思う。ごろごろと何度も寝返りを打ちながら、テオドールはため息をついた。相棒のマキーラも、窓際に伝わした樹の枝にとまって、眠ったり起きたりしている。自分が寝ていないので、気になるらしい。
「寝てろよ、お前は」
 闇の中で相棒までもぞもぞしているので、テオドールは苦笑しながら声をかけた。
 故郷にいたとき、マキーラは他の鷹たちと一緒に鷹小屋の中で生活し、狩りのときだけ外に出していた。こうして一緒に寝起きするのは、考えてみると、彼が産毛に覆われた雛だったとき以来だ。
あのときは、保温用に藁をいれた木箱にマキーラを入れ、抱くように寝ていた。様子が気になるので、数時間ごとに起きていたような気がする。
 懐かしい「育児」のころを思い出し感慨深くなったが、こう眠れないと、いろいろと余計なことまで考えてしまう。
 ──兄たちは、無事なのだろうか。
 ふらりとこの森にやってきたイラリオンは、今後どうするつもりなのか。
 身内を名乗る存在を、アルノリトはどう思っているのか。
 キールはどう動くのか──。
 微妙な空気漂う夕食のあと、イラリオンは早々に用意された二階の部屋へ行ったし、アルノリトも、いつも通りに暖炉の前で絵本を読んで寝落ちしていたので、自分が部屋まで連れて上がった。キールも食事の後は早々に書斎に引きこもる。今後の話など、全くできていない。
(気にしているのは、俺だけか)
 この中で一番なんの力も持たない自分が考えたところで、仕方のない話なのだろうが──と考えたとき、廊下の床がきしむ音が聞こえた。自分の気のせいではなかったようで、マキーラも一瞬、ぴくりと扉の方を見て身構えた。
(……廊下に誰かいる?)
 眠れない間に、夜はすっかり深まっている。
 アルノリトかイラリオンが、何かの拍子に起き出したのだろうか──と、扉を少し開けて廊下の様子を覗き見る。
 真っ暗な廊下に、見慣れぬ大きな黒い影がうずくまっているのが見えて、テオドールは一瞬ぎょっとしながら肩を揺らす。
 その気配に相手も気付いたらしく、それはわずかに動いた。
「……何してるんだ、お前」
 闇に慣れてきた目で、ようやくそこに誰がいたのか気付いた。
 自分の部屋とイラリオンの部屋の間の壁にもたれるように、キールが座っていた。よく見ると、彼は己の長剣を抱いている。
 思わずつぶやくと、キールは口元に人差し指をあてた。大きな声で喋るな、ということらしい。
「別に何も。ただの仕事ですよ」
「……」
 キールの潜めた声と薄い笑みを見て、テオドールは無言で廊下に出た。マキーラも出たがって首を伸ばして鳴いていたが「そこにいろ」と声をかけて、静かに扉を閉める。
「……まだ起きていたんですか。あなたも、あの鷹も」
 座ったまま、キールはこちらを見上げる。
「雨の音がうるさくて寝られん」
「まぁ、それはありますよね。気になりだすと、どうしても」
 屋敷の周囲は深い森だ。反響するように、雨音だけが響く。
「この国は本当に、雨ばかり降る。……自分が腐りそうだ」
「そういう時期なだけですよ。じきに晴れます」
 キールは立ち上がる様子を見せない。
 この男は、めったに二階には上がってこないのだ。真夜中に剣を持って、こんなところにいる理由──おそらくこの男は、幼馴染の殿下の護衛のつもりで、ここにいるのだろうな──とテオドールは思った。
 この騎士は今、アルノリトに仕えている。
 あの子供を一人で森から出さないよう監視する義務があるし、興味本位で森に近づく侵入者は基本排除しなくてはいけない。
 本来であれば、アルノリトの姿を見た人間が悪意なく「うっかり」この森に入っただけなのだとしても、キールはただでその人間を帰すわけにはいかないのだ。イラリオンも、本来であれば排除の対象だ。
 ただキールは生粋の騎士であり、この国の統治者への忠誠を叩きこまれた人間だった。彼らにとって現皇帝の子息とはそれだけで守るべき対象なのだろうし、イラリオンとは幼少期に親しかったという間柄でもある。さすがに、そんな男を、自分の目の前で傷つけられたくはないのだろう。
 自分の初恋は、まさしくあの美しく儚い殿下だった──とキールは語っていた。そんな甘酸っぱい気持ちが、今少しでも残っているのか、それは知らないが。
(もともと、こいつはちょっと、甘いところがある)
 テオドールは、五つ年下になるこの若き騎士を、そう評価していた。
 いくらアルノリトがしつこくせがんだとはいえ、テオドールをこの森に連れてくるためにわざわざ一緒に街に出るという行為も、この男の立場を聞けば聞くほど、褒められたものではないと知る。
自分がここに留まることの代わりに、ツテを使ってテオドールの兄や義姉を探してくれるというのも、この男でなければ口にしなかったことだろう。
 テオドールは、この国の人間を許すつもりなどないし、好きになれる気がしない。
 この男や謎の珍客である殿下は、自分を他国の奴隷だからという理由で虐げたりはしないが、街で見かけた、奴隷に対する人々の態度の方が、この国の真実だとは思っている。
 しかしテオドールは、今この男を憎んではいないのだ。
(甘いうえに、情にもろいから)
 時として非情な行動にも出なくてはいけないであろう軍人として、まだ若く青く、そして潔癖。汚れ仕事が不得意そうな、その部分は好いている。だが今は、そこがこの男の命取りにならねばいいがと、柄にもなく心配している。
「……眠れないのなら、少し話しません?」
 そんなことを悶々と考える中で、声をかけてきたのはキールだった。
「……」
「嫌ならいいですよ。寝ても」
 どう答えようか困って沈黙でいただけなのだが、若干すねたように言われてしまった。
「……寝たいのは、山々なんだがな」
 テオドールはため息交じりにつぶやいて、キールの誘いに乗ることにした。横にずるずると腰を下ろす。
「すみません」
「何が」
 座るなり謝られて、テオドールは眉を寄せる。
「最近私は、かなり愚痴っぽいと思いますから」
「……別に。愚痴を吐かれたところで、俺は何もできん」
 愚痴りたくなる気持ちもわかる──とまでは言わなかった。責める気もない。むしろ気の毒だとは思う。この男はいろいろと押し付けられすぎだし、背負いすぎなのだ。
「もしも、だが」
「はい」
「お前の殿下が、共に来いとか言って来たら、お前は行くか」
「なんですか、突然」
「なんとなく。……好きだったとか、そういうことを聞いたのは初めてだったから」
 そう呟けば、キールは声を押さえて笑っていた。
「行きませんよ。ご当主のことはどうするんです」
「でもお前は、望んでここにはいないと言った」
「はい」
 キールは否定せず、頷く。
「そりゃあ、そうです。いつまでここにいるのかわからない。この手の事に関わるとそうそう表への復帰もないでしょうから。この場所と因果は確かにありますけど、正直、選ばれたときはなんで自分が、って気持ちはあった」
「……正直だな」
 ようやく、綺麗な言葉でごまかさずに言ったな、と思った。そうだろうとも思っていた。
 だからこそこの男は、ここで何もしなかった。
 廃屋のように、荒れに荒れた屋敷はそのままで、感情の揺れなど自分には存在しない、というような顔をして淡々と日々を過ごすことで、そういった「なんで自分が」という気持ちを押さえていたのだと思う。
 それなりに会話をするようになると、この男が意外に喋るので驚いたのだが。
「でも、今は少し変わりました。少しずつ綺麗になってきた屋敷の中で、私は日々変わらず、ご当主と接しているだけですけど……なんというのか、前ほど、これは人とは違う生き物だ、とは思えなくなってきた。あなたと一緒に遊んでいるのを見ると、普通の子供のようです」
「子供だろ、普通に」
「そうなんですけど」
 キールは笑いながら、困ったように眉を下げる。
「最初私と二人きりのときとは、だいぶ違いましたよ。たぶん距離を測りかねていたのは、私だけじゃなかったし、あのあの方も大人びた子供を演じていた。変わる担当者に好かれるために」
 そういうところはあるだろうなと、テオドールも思う。最近枷が外れたように、あの子供は甘ったれだ。
「やはり、そういう心があるんです。今は純粋で無垢だから、周り次第でどうとでも転んでしまう。私はできれば、あの方が人に恐れられるようになるのを見たくない──そんなことまで思いますから」
「……父親のことは?」
 聞き辛いことだとは思ったが、聞いた。キールが闇の中で顔を上げ、こちらを見たのがわかった。闇よりも黒い、黒い髪と切れ長の瞳。少しだけ、怒っているようにも見えた。
「……俺がそうだから、聞きたい」
 テオドールは廊下の壁に、深く背を預ける。
「俺は執念深いし、性格が悪い。だから、されたことは忘れない」
 家族との生活を奪われたこと。自分に値がついた日の事。売れないからと、その値が下げられた時の屈辱も。
「今は、お前に当たるつもりもない。だが腹立たしさも恨みも、どうにも消える気がしない。消したいわけでもないが……どうなんだろう、と思って」
「……別に、私だって忘れたつもりもないですし。気にしなくなったわけでもないですよ」
 キールの声は、冷静だった。
「それはやはり頭にある。あなたにどうこう言う気もありません。恨むなとも言えませんよ。過去のことをすべて許して進める、という人は羨ましい。私はそこまで清くありません。しつこく、重い荷物を引きずったように、進むしかないから割り切って進むだけです。同じ場所にとどまり続けることの方が、疲れることもありますから」
 キールはそう、声を潜めてつぶやいた。
「殿下にしても、私を手駒にするためにここに来られたわけではないと思います。あの方も迷っているのでしょうけど……今はただ、私の顔を見に来ただけのような気がしますから」
「お前の?」
「はい。手当の最中に、思ったよりも元気そうで良かったと、お声をかけて頂きました。戦地に赴く前の、すべて悟ったような顔をされてね」
「……悟った」
「多分、ですけど……イラリオン殿下は、この地やご当主を利用して己の身を守ろうなんて、そんなことは考えていないと思います。そもそも、殿下は人を頼ること、人に期待することを諦めておられる。己の今後についても。流されるように生きてくるしかなかった人ですから」
「……」
 兄弟すら「悪魔」と言い切ったあの男は、自分の肉親というものに愛想をつかしている。
 だが、幼少期を共に過ごし、励まし合いながら生きていたキールに対しては、おそらく肉親以上の感情があるのだろう。長く離れていても、キールの存在はイラリオンの中で消えておらず、この森に派遣されたというのを聞いたときも、その身をずっと案じていたのだ。
 しかしキールは、彼と再会しても一目で「イラリオンだ」とわからなかった。だから怒った。
「もしや、夜に単身お戻りになるつもりなのかと思って、こうして見張りなどしているわけです。陽気な性格になられたように見えて、真面目で遠慮がちなところは変わっていない。今も昔も、放っておけない人ですよ」
「あなただけの、あなたを守る騎士になる──ってやつか」
「……覚えてたんですか」
 キールは気恥ずかしそうに、眉を寄せた。
「あいつが目の前に来た今、お前のその誓いってのはどうなる」
「別にどうもなりません。それは殿下も理解しておられる。都合のいいときだけ、誰かに助けを求める──あの方は、そんなのは嫌いなはずですよ」
 キールは苦笑する。そして、肩に担いだ長剣を、そっと抱きしめた。
「……ですが、この屋敷にいらっしゃる間は、あの方の騎士を務めてもいいと思っています。いらないと言われるかもしれませんが」
「……まだ好きなのか?」
「だから、そういうのじゃないですよ」
 テオドールの真顔の問いに、キールは眉を寄せる。
「恋愛事じゃないです。私の気持ちの問題。ただの意地です」
「ふぅん」
 キールが妙に意固地になって言うので、少し笑ってしまった。甘酸っぱい初恋というのは、もう終わっているのかもしれない。だがイラリオンという存在は、キールにとってもやはり特別なのだ。
「でも、どうしてそんなこと聞くんです? 私がいなくなるのが不安ですか? ……あぁ、あなたとの取引、破ることになりますものね」
「……それもあるが、ちょっと気になっただけだ」
「ちょっと、とは?」
「お前がまた、あれこれため込むだろうな、と思っただけ」
「……」
 キールは意外そうに、目を丸くしてこちらを見ていたが、やがて噴き出すように、必死に声を押さえて笑いだした。
「やめてくださいよ、その、時々優しいの」
「悪かったな、時々で」
「まぁ、でも──」
 キールは剣を抱き直して、深く壁にもたれた。
「今は、私も思いますよ。最初は尊大だし愛想ないし、ご当主が丸二日ごねてごねて、連れてくるしかなかった人があなたかと思って、どうしたものかと思いましたけど。なんでこんなのがいいんだとか思ったりもしたんですけど──今は、あなたで良かったんだろうなと思います」
「……褒められているのか何なのか、全然わからんな」
「褒めてますよ。なんだかんだで、私のぼやきに付き合ってくれている」
「……」
「あなた、人から褒められるの苦手ですよね」
 一瞬黙ったところを笑われて、テオドールは余計に、仏頂面で黙るしかなかった。
「最近わかりました。黙ってるとき、別に意地悪く無視しているわけでも、小ばかにしているわけでもない。なんて返したらいいのかわからなくて、困ってるんですよね」
「なんだその、勝手な分析」
 わかったように言うな、という声音で言ったのだが、キールは笑うだけだった。
 多少図星の部分もあったので、テオドールはため息をついて黙るしかない。確かに、キールの言う通りなのだ。
「手先は器用ですが、口先は不器用です。損する人間でしょう」
「……うるさいな。だからなんだよ」
「いいえ。わかるまで往生しましたが、わかってしまえばあなたという人は、嫌いじゃないです」
「……」
 ──そうかい、と言いかけたが、声にはならない。キールもそんなことを言えば、こちらが沈黙するしかないとわかっていて言っている。
(調子が狂うな)
 もともと、こんな風に誰かと、深く話し込んだことなどないのだ。故郷でテオドールは、黙々と働く男だった。周囲と接点がないわけではなかったが、気の利いた事が言えない男だったし、周囲もそういう男だと理解していたので、相談や誰かの話をじっくり聞くなんて、したことがないのだ。
 今、互いに相談できる人間が自分たちしかいないから──そうでなければ、テオドールはキールのような男と話す機会はなかっただろうし、キールもそうだろう。こういう軽口を人に叩かれるのは、初めてだ。だが不思議と、悪い気はしない。
 日々生きることくらいしか考えていなかった自分の視野と思考が、この地に来てからじわりと広がる。きっかけは、好ましいことではない。しかしこの地に連れてこられなければ生まれることのなかった反省や、感情もある。人とのつながりもできつつある。
(俺は──)
 どうするのだろう、と思った。
 自分の身を引き換えにしてでも、肉親を助けてほしいという思いは変わらない。
 だが、この男やあの子供に何か良くないことが起きるというのなら、今自分は、見捨てて逃げることができない様な気がする。
 そのとき向かいの子供部屋のドアが、きしむ音を立てながら少し開く。隙間からアルノリトが、まだ眠そうな目をこすりながら顔を出した。
「あれ……みんな、なんでいるの?」
 少し大きな、白の寝間着のズボンの裾をずるずると引きずって、アルノリトは前にやってきた。小脇に自分の枕を抱えている。
「すみませんご当主、起こしましたか?」
 キールが心配そうに声をかけたが、アルノリトは首を横に振る。
「ううん。怖い夢見たから、寝られなくて……テオドールと、マキーラのお部屋行こうかなと思ったの」
 アルノリトはそのまま、座るテオドールの首にしがみついてきた。うつらうつらしているので、立ったまま寝そうな雰囲気だ。
「夢は夢だろ。……戻って寝ろ」
「やだ」
 今日のアルノリトは、妙に駄々っ子だ。
「もう、一緒に寝て差し上げたら?」
 キールがこちらを見て、薄く笑っている。よく懐かれているなぁ──というような顔だった。
 テオドールの部屋の中からは、時折「ピャッ」という小さな声と、内側から扉を引っ掻くような、コツコツという音がする。多分テオドールが帰ってこないので、マキーラがしびれを切らしている。真夜中だというのに、そのうち甲高い声で鳴きだしそうだ。
「あなたの旦那様も、もう戻ってこいと言っているようですし」
「お前なぁ……」
「私は、さながら間男ですかね」
 だから嫌われてるのかなぁ、とキールはしみじみとつぶやいた。
「……俺は、あいつと夫婦の契りなんぞしてないぞ」
「でも、マキーラはテオドールのこと嫁って言ってたよー?」
「お前は、マキーラのいうことを全部鵜呑みにするな」
 テオドールはアルノリトを抱き上げて、自室のドアを開けた。マキーラは踏みそうな位置で、そわそわしながらこちらを待っている。
「寝るぞ。奥まで戻れ」
 マキーラに声をかけて、テオドールは廊下のキールを振り向いた。キールはそのまま頷く。
「今夜は、私の気が済む程度にここにいます。ご当主といっしょに休んでください」
 頷いて、テオドールは扉を閉めた。
「……キールは、何してるの? 一緒に寝ればいいのに」
 テオドールの腕に抱かれたままのアルノリトは、目をこすりながら言う。
「自主的な護衛」
「ごえい……?」
 アルノリトをベッドの上に下ろすと、この子供はもぞもぞとシーツに潜り込んだ。遠慮なく、一緒に寝る気満々らしい。
「よくわからないけど、キールがいるなら怖くないね。強いもん」
「さっき見た、怖い夢か? どんな夢見たんだ」
 テオドールは、枕元にぴょこりと頭を出した子供の、淡い金色の頭をなでる。寝ぐせがついて、いつもより乱れていた。
「うん。……この屋敷の中で、人がたくさん死んでるの」
 テオドールの、頭をなでる手が止まった。
「全部、知らない人だった。僕は、血まみれの床の上に立ってて、倒れてる死体に囲まれてる」
「……それは、怖いな」
 そう言うので精一杯だった。この子供は、生まれた瞬間のことを、かすかにでも覚えているのだろうか? とてもじゃないが、キールには聞かせられない。
 とろんとした目をしたアルノリトは、テオドールに引っ付きながらまどろんでいたが、やがて穏やかな寝息を立て始めた。自分やマキーラがいるので、すっかり安心したらしい。
 雨はまだ降り続いている。テオドールは、とても眠る気にはなれなかった。

(続く)